
漢方外来
漢方外来
当院では、小児科医歴40年以上のベテラン小児科医である名誉院長が、主に漢方薬を用いた治療を行う漢方外来を開設しています。
漢方薬は、色々な種類があります。急性の症状にも、慢性の症状にも、体質的な症状にも、様々な場面で使われます。
症状が重くなってから治療を開始すると、どうしても内服薬などの投薬数が多くなり、飲む日数も増えてしまう経験を幾度もしてきました。
例えば、鼻水が出ている時は、まだ熱が出ていないから何もせず、様子を見てしまい、熱が出たり、耳を痛がったり、咳き込みがひどくて、夜も度々起きてしまう・・といったように、悪化してから受診して、お薬をもらおうとされる方がいらっしゃいます。しかし、身体の中にウイルスなどが侵入してすぐに漢方薬を内服すれば、悪化する前に良くなってしまうことが経験としてよくあります。風邪のごく初期に、例えば、麻黄湯などを飲んでおくと、鼻水だけで済んでしまうことも多いのです。
お子様が小さいうちは、色々とウイルスの感染症にかかり免疫ができて、大きくなってからは、あまり風邪を引かなくなります。感染しないと免疫がつかないので、せめて重症にならないうちになんとかしたいですよね。漢方薬は、ウイルスを殺すわけでも、細菌を殺すわけでもありません。でも、人間にはそういう外敵と戦う元々持っている力があるのです。漢方薬は、それをうまく活用するように働いてくれます。
漢方薬はまた、体質的に不調がある時、慢性的な症状にも、効果がある種類があります。
色々な不調に対応できますので、適宜ご相談ください。妊娠中や授乳中のママも、内服できるものもありますので、ぜひご相談ください。漢方薬の飲み方は色々とあります。基本的には、自然の生薬を煎じて飲むのですが、煎じて飲むというのも大変なので、成分が安定的に取り込めるようにエキス剤として作られているものがあります。お湯に溶かして、ゆっくり飲むのが身体も温まり良いのですが、苦い、まずいイメージがあるかもしれません。その漢方が身体に合っていれば、美味しく飲めると言われています。お子様が飲む時は、ゼリーやヨーグルト、アイスクリーム、ココアなどに混ぜて飲んでいただいて構いません。甘いものが苦手な子は、ケチャップやソースに混ぜて飲んでいる子もいます。乳児などは、少量のお水で、練ってお団子のようにして、哺乳や食事の前に口の中に入れてあげても飲みやすいです。漢方薬の面白いところは、同じ人でも、症状が良くなってくると、必要量が少なくても大丈夫になってくるのです。症状に応じて、薬の種類も変えていきます。
漢方薬を試してみませんか?